皆さんiPhone(アイフォン)やAndroid(アンドロイド)端末などのスマホとAirPods(エアポッヅ)などのイヤホン、Apple Watch(アップルウォッチ)などのスマートウォッチを3台同時充電できる充電器をご存じでしょうか?
そんな3台別々に充電していたものをかっこよく、おしゃれに、そしてスマートに充電しようと誕生したものが3in1ワイヤレス充電器(充電スタンド)なのです。
しかし、そんな画期的な充電器なのですが、レビューを見ているとどの商品にもこんなレビューをしている人が必ずいます。
一向に充電開始しません。 どれかだけなら初期不良かとおもえますが、充電自体始まらないゴミでした。
出典: Amazon
商品に関して
購入者
iPhoneの充電だけケースから外さないと使用出来ないし、アップルウォッチもたまに充電されてな時があり、かなり使いずらい、購入して損した気分です。
出典: 楽天市場
どの商品にもこのように充電できないと嘆く人がいるのはなぜでしょうか。
そこで今回は、3in1タイプの充電スタンドで3台同時に充電できないときの解決法について書いていきます。
そんな方は"解決方法とその対策"からお読みください。
この記事はUSBで給電するタイプのワイヤレス充電器について書いたものです。
この記事で分かること
- 3in1充電器で3台同時に充電できない原因
- その対策と解決方法
- 入力電力が足りない場合の対処法(確認の仕方も)
なんで3台同時に充電できないの?
考えられる可能性を順番に説明していきます。お急ぎの方は、本ページ下方の"解決方法とその対策"からお読みください。
原因①: 入力電力が足りていない
この記事の最初に紹介したレビューのように
と言っている人たちの大半はこれに該当するんじゃないかと思います。(偏見です。)
充電器に入ってくるエネルギーが足りないと、3台同時に充電することはできないのです。
仮にiPhone(アイフォーン)とApple Watch(アップルウォッチ)、そしてAirPods(エアポッヅ)を同時に充電しようとしたとき、私の持っている3in1充電スタンドで確認してみると最大12.5W必要(=7.5+2+3)であることがわかります。
あわせて読みたい【レビュー】2000円以下で買えるQi対応3in1ワイヤレス充電器の実力がすごい
この解決策については"入力電力はどうすれば増えるの?"で解説します。
原因②: スマホのケースが邪魔をしている
このようなワイヤレス充電器には、ほとんどの場合感応距離というものが定められています。
感応距離とは?
充電できる距離のこと。ほとんどの充電器は5~8mmほど。これより分厚いケースでは充電することができません。
また、バンカーリングのような金属がついているスマホケースやクレジットカード、交通系ICなどの磁気カードが入っているケースもNGです。
原因③: そもそも通電していない
こんなうっかりパターンもあるはず。
じつはコネクタが抜けていたり、コンセントからプラグが抜けていたり。。。
そのほかにも外見からでは気づきにくいけど、ケーブルが断線していることもしばしば。
原因④: ワイヤレス充電できない機種
すべてのスマホやイヤホンケース、スマートウォッチがワイヤレス充電できるとは限りません。
もう一度、自分の機種がワイヤレス充電に対応しているのか確認してみましょう。
iPhoneのワイヤレス充電対応機種
iPhone 13 / 13 mini / 13 Pro / 13 Pro Max / 12 / 12 mini / 12 Pro / 12 Pro Max / 11 / 11 Pro / 11 Pro Max / SE(第2世代) / XS / XS Max / XR / X / 8 / 8 Plus
(iPhone8以降がワイヤレス充電対応)(MagSafe対応は13シリーズと12シリーズのみ)
原因⑤: 本体の故障
こればっかりはしょうがないですね。
購入した店舗やオンラインストアなどに問い合わせを行って、返品や交換などの対応をしてもらいましょう。
解決方法とその対策
では、ここまで読んで原因がわからなかった人は順番に確認していきましょう。
step
1自分の機器がワイヤレス充電に対応していますか?
Step2に進みましょう。
対応していない場合、どう頑張ってもワイヤレス充電は無理です。。。
こういう時はあきらめも肝心です。
分からない方は、スマホの場合こちらの記事を参考にしてみてください。(ソフトバンクのページに遷移します)
step
2充電したい機器にカバーやケースは着けていますか?
Step3に進みましょう。
それが持っているワイヤレス充電器の感応距離より薄いものか確認してください。
感応距離については、購入した製品の説明書等を確認してください。
注意
バンカーリングのような金属がついているスマホケースやクレジットカード、交通系ICなどの磁気カードが入っているケースはワイヤレス充電できません。ケースを外しましょう。
よくわからんけど充電できない人も、とりあえずケースが邪魔している可能性があるので外して確認してみましょう。
step
3ACアダプタがコンセントにささっていますか?
Step4に進みましょう。
ACアダプタをさしなおして、充電できることを確認してみましょう。
これは上でも紹介した、実は通電していないパターンのやつですね。
まずは自分を疑ってかかりましょう。
step
4充電器本体にランプがつきますか?
Step5に進みましょう。
もともとランプがつかない充電器は、何かワイヤレス充電できるものを一台置いて充電できるか確認してみましょう!
それでも充電できない場合は、コンセントから充電器までのケーブルが故障している可能性が高いです。
交換できるものを持っていれば、試してみてください!
ACアダプタから充電器本体までをつないでいる電源ケーブルが断線したりしているとランプがつきません。
step
5ACアダプタの出力電力は15W以上ありますか?
これでも3台同時に充電できない場合は、充電器本体が故障している可能性があります!
購入した店舗やオンラインストアに問い合わせて、交換や返品のお願いをしてみましょう。
入力電力が足りないかもしれません。詳しくは下の"入力電力はどうすれば増えるの?"で解説しています。
この"入力電力"または"出力電力"が小さいと3台同時に充電できないなんてことが起こります。
入力電力はどうやったら増えるの?
まずは今使っているACアダプタの容量を確認する必要があります。もうわかっている人は"解決策①:高出力のACアダプタを準備しよう"まで読み飛ばしてください。
ACアダプタの種類
みなさんも何個か持っているはずのACアダプタ。実はこいつにも性能があって、それぞれの出せるパワーの限界が決まっているんです。
私が3in1ワイヤレス充電スタンドに使用しているACアダプタは一番奥の20W出力のこいつ。この中で一番小さいのに20Wも出力できます。さすがAnker製。
自分の持っているACアダプタの出力確認方法
本体のどこかに”出力(またはOutput) ○○V(ボルト) / ○○A(アンペア)"と記載があるはずです。
その値を掛け算することで、出力W(ワット)を計算することができます。
最大出力W(ワット)の計算方法
W(ワット)= V(ボルト) × A(アンペア)
iPhone付属の純正ACアダプタは5Wしかない
みなさんおなじみのこちらの純正アダプタ。
実は出力が5Wしかなくほとんどの3in1ワイヤレス充電器で3台同時の充電をすることができません。
ポイント
iPhone純正のACアダプタでは3台同時充電ができない可能性が高い!
解決策①:高出力のACアダプタを準備しよう
USBタイプのワイヤレス充電器である場合は、高出力のACアダプタを準備するほかありません。
おすすめはこれ。私も持っていますが、何よりコンパクトでかさばらないので小さいのに最強です。
"ACアダプタの種類"でも紹介したAnker製の一番小さいのに一番高出力なコレです!
またコネクタがiPhone純正のUSB TypeAとは違って、USB TypeCというものを使用します。
持っていない場合はこちらも準備する必要があります。
もし充電器本体の入力がタイプCならこちらを準備するといいでしょう。
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解決策②:ACアダプタ付きの充電器に買い替える
ACアダプタがセットでついてきている充電器もあります。こちらは同時充電2台までですがおすすめなので、気になる方は下のリンクからレビューをチェックしてみてください。
あわせて読みたいAnker PowerWave 10 Dual Padは2台同時充電できる!【レビュー】
注意
この製品はApple Watchを充電することができません。
まとめ:全て確認してから故障と判断を
確認してみて、いかがでしたでしょうか。
こんな人もきっと多いはず。最近の機器はハイテクなのでその分パワーも必要になることが多いです。
ここでの知識はきっと日常生活のいろいろなところで活かせるものだと思います!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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充電のできないゴミでした。
カーシニー